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8月26日 オランダのレーウェンフックが死去

 1723年の今日は、オランダのアマチュア生物学者であった「レーウェンフック」が90歳で死去した日です。
 日本ではあまりなじみのない人物ですが、オランダではとても権威のある学者として有名です。
 彼は、はじめて顕微鏡を使って微生物を観察した人物で,、「微生物学の父」ともいわれています。  

 1632年、「レーウェンフック」はオランダのデルフト市の籠作り職人の子として生まれました。
 専門的な高等教育を受けることなく、16歳から6年間アムステルダムで織物商に奉公したあと、22歳になってデルフト市にもどって織物商を営んでいました。
 一時期、デルフト市の役人もしており、のちに測量士としても公認されています。

 彼は自分で作った単眼式の簡単な顕微鏡で、身の回りにあるものを覗いてまわりました。
 生涯に500もの顕微鏡を作ったといわれ、さまざまなものを見て感動する一方、当時は知られていなかった新発見が多数含まれていました。

 1674年、「レーウェンフック」の顕微鏡の倍率は約200倍に達していました。
 池の水を観察していた「レーウェンフック」は、これまでだれからも報告されたことのない奇妙な動く物体を発見しました。
 その奇妙な動く物体は、生物であるという証拠はありませんでしたが、彼は微小動物と名づけました。
 
 当時、微細な昆虫は植物の種子などから自然発生するものと考えられていましたが、「レーウェンフック」は観察により、これらの生物も親の産む卵から孵化することを発見しました。
 
 また、彼が発見した微生物についても、大きさを計算したり、微生物にも誕生や死があることを確認したりしています。
 また、赤血球が毛細血管を通ることをあきらかにしたり、バクテリアや精子も発見しています。 

 また、43歳のとき、同郷の画家・フェルメールが死んだとき、その遺産管財人となったことで知られています。
 フェルメールの作品の中で、「レーウェンフック」がモデルになっているのではないかといわれる絵画もあります。
 
 彼の功績を称えてオランダ科学アカデミーは10年ごとに微生物学の分野で優秀な発見をした科学者に対して、「レーウェンフック・メダル」を授与しています。
 歴代の受章者の中には、フランスのパスツールも含まれています。

 「レーウェンフック・メダル」は、この分野では最大の栄誉とされているそうです。

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