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8月4日 箸の日

 今日は、「箸の日」です。
 ある民俗学者が「箸を正しく使おう」という話をしたことがきっかけになって、1973年から「箸の感謝祭」がはじめられました。
 東京の日枝神社では、長さ1mほどの大箸を御神火で燃やし、供養が行われます。

 さて、箸のおこりは5000年前の中国です。
 煮えたぎった鍋から食べ物を取り出すのに二本の木の枝を使ったのが箸の始まりといわれています。
 中国では、厨房やと畜場で使う刃物を食卓では使わない習慣になったので、料理は、箸にとりやすい大きさに切りそろえられてから食卓に出されるようになりました。そのため箸が普及していったといわれています。

 中国文化が周辺地域に影響力をおよぼしていくと、周辺地域の民族は外交的に中国の漢民族から、野蛮人と見られたくないこともあって、さかんに箸が使われるようになっていったといういきさつがあります。

 日本でも、6世紀以前までは箸の文化はありませんでした。
 食事は手で食べていましたが、遣隋使が日本へ箸を持ち帰ったあと、聖徳太子によって広められたとされています。

 日本の箸は、先が細くなっている短い塗り箸が標準です。箸の先が細くなっているのは、骨付きの魚の骨と身をより分けやすくするためであるといわれています。なるほど先が細いと魚は食べやすいです。

 中国のものはやや長く、それほど細くはなっていなくて、円柱型や四角柱型が多いです。
 朝鮮半島では戦乱が多かったため、丈夫な箸が求められました。そのため短く、やや平たい金属製のものを使うことが多いです。
 歴史上では、暗殺を未然に防ぐために、支配階級は銀の箸を使いました。なぜ銀の箸かというと、銀は猛毒の硫黄や砒素に触れると反応して変色するからです。

 また、日本の割箸は弁当や食堂などで多く提供されていますが、安価な使い捨て用の割箸の材料になる東南アジアの熱帯林がどんどん伐採されていくのは辛いことです。
 
 ▼さて「箸」にはたくさんの格言があっておもしろいです。
  箸が転んでも可笑しい年頃(日常のささいなできごとや、たわいないことにもよく笑う)
  箸が進む(食欲旺盛でよく食べる)
  箸にも棒にも掛からないやつ(取り扱いようがなくてどうしようもないこまったやつ)
  箸の上げ下ろしにも小言をいう(ささいなことにもいちいち口やかましく小言をいう)
  箸を付ける(食べかける、食べようとする)
  箸を取る(食事する)

 最近では宇宙飛行士が宇宙で食事をとるときに、食べ物をしっかりとつかむことができるのでよく利用されていると聞きました。

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