5月14日 医学史上最年少(5歳)で子供を出産した。
1939年の今日は、ペルーのリナ・メディナという女の子が、5歳7ヶ月と11日で男児を出産した日です。
医学史上、5歳で子供を出産したのは、世界最年少記録になっています。
彼女は、腹が大きくなったために、両親に病院に連れていかれました。当初は腫瘍を疑われたようですが、診断の結果、妊娠7か月であることが判明しました。
医師は彼女をペルーの首都リマに連れて行って、他の専門家にも確かめてもらっています。
専門家によっても、リナが妊娠していることが確かめられました。
1か月半後、彼女は帝王切開で男児を出産しました。
帝王切開をした理由は、5歳の子の骨盤では、小さすぎて通常の分娩が不可能だったためであるといわれています。
手術のようすはフランスの医学会の会員であった医師による報告(手紙)の形でフランスの学会誌に掲載されました。
その手紙には、リナが8か月で初経を迎えたこと、4歳で乳房が成長し始めたこと、妊娠後、骨盤が広がるなど骨格的な成長が見られたことなどがあわせて記載されています。
彼女が生んだ息子はヘラルドと名づけられました。体重は2700gでした。
ヘラルドは、リナが自分の姉であるとずっと思っていましたが、10歳のとき、実は母親であることを知らされました。
彼は健康に成長しましたが、1979年に骨髄の病気で亡くなっています。
40歳でした。
この早逝が、彼が生まれたときの母親の年齢に起因するものであるかどうかについてはいまも不明です。
5歳の女子であれ、自然と妊娠するはずがなく、「ヘラルドの父親はいったい誰なのだ」、と誰もが思いますね。
リナ・メディナの妊娠が通常でない方法、たとえば体外受精で行われたという証拠はありません。
もっとも、世界初の体外受精による妊娠・出産は1978年であり、この時代にその技術があったとも考えにくいです。
しかし、リナ自身は、子供の父親は何者なのか、そしてどのようにして妊娠したかも明かしてはいません。
2002年にある新聞社がインタビューを申し込みましたが彼女は拒否しています。
リナの妊娠が明らかになった直後、リナの父親が近親姦を犯したのではないかと疑われて逮捕されましたが、証拠不十分で釈放されています。
彼女は成人して結婚し、1972年に33年ぶりに2人目の男子を出産しています。彼女はまだ生存しているはずです。
なお、低年齢の出産記録はさまざまあります。
1910年に清(中国)において父親9歳、母親8歳という家族が誕生しています。その後1930年にはソビエト連邦において、6歳の少女が母親となった例があります。
その記録はリナの記録によりくつがえされて現在も破られていません。
かつてはギネス・ワールド・レコーズ(旧ギネスブック)に「世界最年少で子供を出産した人」として記録されていたこともありましたが、現在はその項目自体がなくなっています。
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