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3月24日  深海調査船「かいこう」がチャレンジャー海淵を探査(1995年)

 今日は、日本の無人探査機「かいこう」がマリアナ海溝のチャレンジャー海淵を探査した日です。
 この時に計測された数値は、現在、もっとも確実性が高いと評価されています。

 マリアナ海溝は、世界で最も深い海溝だといわれています。その位置は、北西太平洋にあるマリアナ諸島の東の海域です。
 太平洋プレートはこのマリアナ海溝においてフィリピン海プレートの下にもぐりこんでいます。
 中学校の地図帳では、濃い青色で細長く伸びたマリアナ海溝や日本海溝に興味を覚えたことを思い出しました。

 世界で一番深い海、その最深部はどれほどなのか、今まで各国が競って計測してきた歴史があります。

 長い間、地図帳にはマリアナ海溝の最深部の深さは11,034mと書かれていました。この数値はソビエト連邦の「ヴィチャージ号」が計測したものでした。
 しかし、現在ではこの記録の正確性に疑いがもたれており公式記録としては認められておりません。

 最新の計測では、海溝の最深部は、「かいこう」がチャレンジャー海淵を探査して計測した結果、水面下10,911mであるとされています。
 これは海面を基準にエベレストをひっくり返しても山頂が底につかないほどの深さだということになります。
 マリアナ海溝の最深部は地球の中心からは6,366.4kmにあります。

 
 さて、マリアナ海溝の調査は20世紀に入ってはじめられました。
 1925年、日本の測量船「満州号」が重りのついたケーブルをおろして測定する方法で計測しました。
 9,814mを測定し、この海域が世界でもっとも深い部分であることを世界に知らしめました。

 1951年には、イギリス海軍の測量船「チャレンジャー8世号」が、反響した音波を測定する方法で測定に成功しました。
 最深部分はその名にちなんで「チャレンジャー海淵」となづけられました。
 この時の計測数値は、10,900mでした。(手動計測のため誤差あり、10,863m値に修正)

 1957年、ソ連海軍艦艇「ヴィチャージ」が深度11,034mの計測に成功したと発表し、「ビチアス海淵」と名づけられました。
 先に述べたとおり、公式記録としては認められていない。

 その後、日本の調査船「拓洋」が最新式のナローマルチビーム測深機を用いて測定を行い、10,924m(厳密には10,920m±10m)という値を得ました。

 結局、現在のところ、多くの深度測定値の中で確実に裏づけがとられたものは、日本の無人探査機「かいこう」が記録した10,911mです。
 信頼性という点では最高の評価が与えられています。
 

 なお、有人探査機で世界で一番深いところに到達した記録は、10,916mといわれています。
 その有人探査機は、鋼鉄の重りとガソリンの浮力装置を用いて深度を調整できるよう設計されていたバチスカーフ型でした。
 このバチスカーフは海溝の底に到達したといわれています。
 さらに搭乗した者は、海溝の底でヒラメやエビなどの生物が生息しているのを発見して驚いたといいます。(ウキペディア参照)
 

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