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2月9日 針供養

 「針供養」とは、一日中針仕事を休み、古くなった針を供養(仏や死者の霊にものをそなえ、冥福を祈ること)する行事です。
 
 使った針を忌んで裁縫を休み、その年の折れ針・古針を豆腐・こんにゃく・餅(もち)などに刺して、近くの社寺に納めて供養してもらったり、お祓いをしてもらいます。
 お祓いをうけた針は針塚に埋められたりします。

 針供養は、どこの社寺でもいいというわけではなく、中心的な神社は和歌山県の加太にある淡島(あわしま)神社です。
 東京では、浅草寺の淡島堂が有名です。

 紀伊和歌山の淡島神社からの各地へ普及したのは江戸時代後期から明治時代にかけてのことと思われます。
 技能の上達を祈って、裁縫学校の行事として行われたのがしだいに定着したのだともいわれています。

 針供養の日は、関東は2月8日が多く、関西は12月8日が多いといわれていますが、ともに8日は共通しています。
  
 さて、この8日というのは、意味があるのです。
 昔から8日という日は、事始めとか事納めといって、事にくぎりをつける日となっているのです。
 「事八日(ことようか)」とよばれている風習なのです。

 では、12月と2月のどちらを事始め、事納めとするかは定説はないようで、地方によって一定していません。
 出雲などでは、12月8日に掃除などして正月の用意にかかり、2月8日に年神の棚を去る風があり、これが事納めであるという説もあります。

 どちらかというと12月8日を事始めとする方が古い形であろうといわれています。
 なお、淡島神社は関西にありますが、針供養は2月8日に行われます。

 針供養の記事を書いていて思うことは、針を手にとって、裁縫をすること自体が減ったなあということです。
 わが家では、取れたボタンを付け直すぐらいしか使っていないと思います。
 針と糸でさえ常備していない家庭もあるほどです。

 それともう一つは、8日が事始め日であることについてです。
 学校の1学期・3学期の始まりが4月8日、1月8日です。5日でも10日でもいいのに、最初に制度を考えた人が事始めにあやかって決めたのだろうかと連想しました。

 太平洋戦争を始めた真珠湾攻撃が12月8日というのも、事始めにあやかったんだろうかとか、ついつい結びつけて考えてしまいました。

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