« 1月12日 成人の日(2009年) | トップページ | 1月19日 曹洞宗の開祖、道元の誕生日 »

1月14日 作家・佐藤雅美が生まれた

 今日は作家の佐藤雅美(まさよし)の誕生日です。
 佐藤雅美は、1941年の生誕なので今日で68歳になりました。
 このブログでは生存者を取り上げることはめったにありませんが、私が、最近、もっともよく読んでいる時代小説家なので紹介したいと思います。

 古くから佐藤雅美を知っていたわけではありません。
 松本清張、山本周五郎、司馬遼太郎の時代小説をいくつか読んで、時代小説に嵌っていたとき、ふと、書店で目にとまったのが「恵比寿屋喜兵衛手控え」でした。
 つい2~3年前のことです。

 作者を見て、佐藤雅美? 聞いたこと無いな。
 パラパラめくって、おもしろそうだと思ってとにかく買ってみました。
 読み始めたら、止まりませんでした。
 風呂にも持ち込み、深夜までかかって一気に読んでしまいました。

 この「恵比寿屋喜兵衛手控え」は、1994年に第110回直木賞を受賞した作品でした。10年も過ぎてからそのことを知りました。
 それからというもの、書店ではいつも「佐藤雅美」の名前をさがしていました。
 そういえば、平行して読みあさっていたのが宇江佐真理の時代小説でした。この作家の作品もすばらしいですよ。
 
 さて、佐藤雅美は、兵庫県の生まれで、早稲田大学法学部を卒業しました。週刊誌記者、フリーライターを経て、小説家となっています。
 
 「緻密な時代考証による社会制度や風俗の正確な描写には定評がある。」とウキペディアで評されています。
 「とくに江戸時代の町奉行や岡っ引きなどの司法・警察制度のほか医学、医療、学問に詳しく、これらの題材を種々おりまぜた多彩な作品を発表している。」とも書かれています。

 そのとおりだと思います。
 「恵比寿屋喜兵衛手控え」の後、テレビでは北大路欣也が主演して有名な「八州廻り桑山十兵衛」のシリーズや、「物書同心居眠り紋蔵」のシリーズ、「半次捕物控」のシリーズを一直線に読み切りました。
 
 権力者の側に立っている人物が主人公ですが、権力や法だけで押し切らない、人間らしさを織り交ぜながら、読む者を引きつける雰囲気を感じました。

 初期は歴史経済小説を得意とし、「大君の通貨」では第4回新田次郎文学賞を受賞しています。
  
 先に挙げたもののほかに、おもしろかった作品は次の通りです。
 「縮尻(しくじり)鏡三郎」
 「啓順凶状旅」「 啓順地獄旅」
 「手跡指南 神山慎吾」
 「無法者(アウトロー)」
 「開国―愚直の宰相・堀田正睦」
 「立身出世―官僚川路聖謨の生涯」
 「百助嘘八百物語」
 「江戸繁昌記」
 「田沼意次―主殿の税」。

 時代小説なんか・・・と思っている方も、一度、読んでみたらいかがでしょうか。

 ちなみに、「佐藤雅美の名前が表紙に載るような本を1冊書いてみたい」というのが小説を書き始めたきっかけだったそうです。

« 1月12日 成人の日(2009年) | トップページ | 1月19日 曹洞宗の開祖、道元の誕生日 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/503568/43751270

この記事へのトラックバック一覧です: 1月14日 作家・佐藤雅美が生まれた:

« 1月12日 成人の日(2009年) | トップページ | 1月19日 曹洞宗の開祖、道元の誕生日 »