« 12月3日 高野長英が自殺 | トップページ | 12月10日 阪神タイガースの前身「大阪タイガース」の創立 »

12月6日 サンタクロースのモデルの死

 今から1650年ほど前、紀元350年(4世紀)ごろの今日、サンタクロースのモデルになったキリスト教の聖人ニコラオス(ニコライ)が世を去りました。

  ニコラオス(ニコライ)は、小アジア(今のトルコの地)ミラの町で生まれました。キリスト教の司教であり神学者でもありました。
 奇蹟をおこしたことであがめられ、ミラのニコラオスとよばれていました。
 キリスト教の東方教会およびカトリック教会では聖人とされています。

  「ある日ニコラウスは、貧しさのあまり、三人の娘を嫁がせることができない家があることを知りました。ニコラウスは真夜中にその家を訪れ、屋根の上にある煙突から金貨を投げ入れました。
 
 このとき暖炉には靴下が下げられていたため、金貨は靴下の中に入りました。この金貨のおかげで娘の身売りを避けられた」という逸話が残されています。
 靴下の中にプレゼントを入れる風習も、ここから来ています。

 また、ニコラウスは学問の守護聖人としてもあがめられており、アリウス異端と戦った偉大な教父でもありました。
 教会では聖人として列聖されているため、「聖(セント)・ニコラオス」という呼称が使われています。

 「聖(セント)・ニコラオス」をオランダ語にすると「シンタクラース」となります。
 オランダでは14世紀ごろから、聖ニコラオスの命日の12月6日を「シンタクラース祭」として祝う慣習がありました。
 
 その後、17世紀、アメリカに植民したオランダ人が「サンタクロース」と伝え、サンタクロースの語源になったようです。

 1822年、ニューヨークのある神学者が、病身の子どものために作った詩「聖ニコラオスの訪問」がきっかけとなって、このサンタクロース物語は全米中に広まりました。
 子どもたちがこの日に枕元に靴下を吊るしておくと、翌朝に入っていたのはお菓子でした。
 
 世界的に定着しているサンタクロースの姿は、白ヒゲをはやした太りぎみの老人の男で、ニコニコとして赤い服を着ています。(この服装はキリスト教の司祭の服に由来があるようです。)
 また、白い大きな袋にクリスマスプレゼントを入れて肩に担いでいます。
 
 19世紀ごろには、1頭立てのトナカイがソリを引く姿が描かれていましたが、やがて8頭立てとなり、家々の子どもたちが寝ている間にプレゼントを配る現在のイメージに至っています。
 グリーンランド国際サンタクロース協会が認定する公認サンタクロースは、現在世界に180人います。
 クリスマスに自宅ですごすことができない子どもたちのため、クリスマスより一足早く福祉施設や小児病棟などを訪問する活動をしています。

 欧米諸国などのサンタは「Ho Ho Ho」(ホゥホゥホゥ)と笑い声をあげるため、カナダではサンタクロース宛専用の郵便番号「HOHOHO」があるそうです。
 サンタクロース(シンタクラース)の服装はキリスト教の司祭服に由来しているようです。

 なお、南半球のオーストラリアなどではクリスマスの時期が夏にあたるため、サンタクロースがサーフィンに興じる姿が切手に描かれています。

 オランダやドイツでは、12月6日がニコラウスの日ですから、子どもたちは今日プレゼントをもらいます。
 イギリスでは、12月25日にサンタクロースがプレゼントをもって来ます。
 
 アメリカでは、イギリスと同じく、12月25日にサンタクロースがプレゼントをもって来ます。
 クリスマスプレゼントを家族全員で交換しあう習慣があります。
 外出するのは教会に行く時くらいで、家庭料理を味わったりするなど家族ですごすのが一般的だということです。
 
 日本のクリスマスも、アメリカ流の12月25日をうけついでいますが、キリスト教とは何の関係もない国民のクリスマスであることが決定的な違いです。 
 日本でクリスマスが受け入れられたのは、1900年に明治屋が銀座に進出し、そのころからクリスマス商戦が始まったことが大きなきっかけでした。

 やはり、商戦から始まったのですね。

« 12月3日 高野長英が自殺 | トップページ | 12月10日 阪神タイガースの前身「大阪タイガース」の創立 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/503568/43351001

この記事へのトラックバック一覧です: 12月6日 サンタクロースのモデルの死:

« 12月3日 高野長英が自殺 | トップページ | 12月10日 阪神タイガースの前身「大阪タイガース」の創立 »