11月9日 青木昆陽が流行性感冒で死去
1698年の旧暦の今日は、青木昆陽が流行性感冒で死去した日です。享年72でした。
昆陽は、江戸時代中期の儒学者ですが、蘭学者でもあり、蘭学の祖ともよばれています。
江戸日本橋小田原町の魚屋の一人息子として生まれました。
京都で儒学を学んだ後、江戸町奉行所大岡忠相に取り立てられ、「蕃薯考」を発表しました。
昆陽は、すでに西日本では飢饉の際の農村の荒廃を防ぐ作物として知られていた甘藷(サツマイモ)の栽培を、8代将軍徳川吉宗に命じられました。
小石川薬園と下総国の現在の千葉市花見川区幕張と上総国の現在の千葉県九十九里町とで試作しました。
この結果、享保の大飢饉以降、関東地方や離島で薩摩芋の栽培が普及しました。天明の大飢饉では多くの人々の命を救ったと評されています。
このため、昆陽は薩摩芋によって名声を得て、後世「甘藷先生」と称され、墓所の瀧泉寺(目黒不動)には「甘藷先生之墓」があります。
また、甘藷の試作が行われた幕張では昆陽神社が建てられ、昆陽は芋神さまとしても祀られています。
このほかにも各地にサツマイモの伝来や栽培に関する逸話が残っています。
薩摩国指宿郡では、漁師・前田利右衛門が、琉球から甘藷の苗を持ち帰ったのが、いわゆるサツマイモのルーツと言われています。
南九州一帯にひろがったサツマイモは、享保の飢饉の飢餓を救いました。このため、前田利右衛門は甘藷翁として徳光神社にまつられています。
愛媛県大三島では、サツマイモを伝えてその後の飢饉を救った下見吉十郎を顕彰した「いも地蔵」があります。
私の好物の一つのサツマイモですが、サツマイモには多くの食物繊維やビタミンなどの栄養素がふくまれています。
たいていの芋類は栄養が豊富ですね。さつまいもは、身体にはとてもやさしい健康食品ですよ。
食物繊維は特に整腸作用があり、昔から便通をよくする食べ物として知られていました。
また、サツマイモのビタミンCは加熱しても壊れにくい特長があるそうです。
ベニハヤト、ハヤトいもなど黄色みを帯びた品種にはカロチンが多く含まれています。 β-カロチンは、体内でビタミンAに変わり、抗酸化物質として ガン等の生活習慣病の抑制に効果があると考えられています。
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