« 10月27日 山東京伝、世を去る | トップページ | 10月29日 凌雲閣(浅草十二階)が竣工 »

10月28日 「自由の女神像」が完成

 1886年の今日は、アメリカ合衆国のニューヨーク港内、リバティ島にある「自由の女神像」が完成し、除幕式がおこなわれた日です。
 「自由の女神像」はアメリカ合衆国の独立100周年を記念して、アメリカの独立運動を支援したフランス国民の募金によって贈呈されました。

 ニューヨークといえば、必ず「自由の女神像」が思い浮かぶほど、この街のシンボルになっています。マンハッタンの南端にあるバッテリーパークから、フェリーで約15分の近さです。
 フェリーが女神像に近づいていくとその大きさがよくわかります。右手に持っているトーチの先端までの高さは海面から約92mで、総重量は225トンになります。

 右手では純金のたいまつを空高く掲げ、左手には「1776年7月4日」(アメリカ合衆国の独立記念日)とローマ数字で刻印されている銘板を持っています。
 足元には引きちぎられた鎖と足かせがあり、これを女神が踏みつけています。
 
 これは、すべての弾圧、抑圧からの解放と、人類は皆自由で、平等であることを象徴しています。
 さらに、女神がかぶっている王冠には7つの突起があります。これは、7つの大陸と7つの海に自由が広がるという意味だといわれています。

 この像のモデルは、ドラクロワの絵画「自由の女神」と、設計を担当したバルトルディの母親の厳格な表情をあわせもった顔だといわれています。
 設計にはエッフェル塔で知られるエッフェルも関わりました。
 資金集めに相当苦労しましたが、やっとパリで仮組みが完成され、214個に分解されてフランス海軍のイゼール号で運ばれました。

 新天地をめざしてヨーロッパやラテンアメリカを脱出し、期待に胸をふくらませてニューヨーク港に入港した移民が、いの一番に目にしたものは「自由の女神像」でした。
 未知の土地で新しい人生を切り開いていこうとする、新たな決意をさせたことでしょう。

 たしかに、この100年間のアメリカ合衆国の歴史は、移民や自国民にとっては自由と幸せをもたらしたかもしれません。
 
 しかし、一方で、ベトナム戦争やイラク戦争、「強いアメリカ」を標榜して各地でおこした戦争など、世界の人民に対しては自由と幸せをもたらしてきたとは言えない(むしろ抑えつけた)歴史も持っていることを忘れることはできません。

« 10月27日 山東京伝、世を去る | トップページ | 10月29日 凌雲閣(浅草十二階)が竣工 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/503568/42937370

この記事へのトラックバック一覧です: 10月28日 「自由の女神像」が完成:

« 10月27日 山東京伝、世を去る | トップページ | 10月29日 凌雲閣(浅草十二階)が竣工 »