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10月13日 グリニッジの世界標準時が定められた

 1884年の今日、国際子午線会議において、イギリスのグリニッジにある王立グリニッジ天文台で使われていたこの地方の標準時が、世界の時刻の基準に選ばれました。
 
 グリニッジが選ばれた理由は、1884年当時に世界で使われていた海図と地図の約3分の2がすでにグリニッジ子午線(経線のこと)を本初子午線として採用していたためです。 
 グリニッジ天文台は、ロンドン郊外にあった天文台です。1675年にイングランド国王チャールズ2世が設計しました。天文台は、1990年にケンブリッジに移転しましたので、現在は天文台としての機能は終わり、博物館になっています。

 さて、経度0度にあるグリニッジ天文台は、経度および時刻の基準点として観測を行なってきました。グリニッジ天文台での天体観測をもとに決められる時刻のことを、世界標準時(GMT)として普及していました。
 今日でも世界標準時を中心に使用していると思っている人が多いと思いますが、現在では原子時計によって決定される協定世界時(UTC)が使われています。
 
 GMTもUTCも、両者はほとんど同じですが、海の潮汐運動のために、地球の自転の速度が安定せず、時間の経過により差が生じています。
 その差が0.8秒を超えた場合に「うるう秒」として差を詰めて調整されることになっています。

 旧グリニッジ天文台を通る経度0度の経線を基準として、世界各国の標準時を決められていることは以前と変わりません。
 日本は、世界標準時つまり経度0度のイギリスとの時差は何時間になるのでしょう。 
 地球を1周した時の経度は360度、1日は24時間ですから、360度÷24時間=15度、つまり経度15度ごとに1時間の時差となります。
 日本の明石市とイギリスとの経度差は135度、よって135度÷15度=9時間となります。
 
 標準時が導入される以前は、町々ごとに太陽の位置に合わせて時計を合わせていました。
 人々の移動が少なかった時代はこれで十分に間に合っていましたが、鉄道によって早く移動できるようになると、不便が生じてきました。
 この問題を解決するために、もっと広い地域内で同じ時刻を用いるという標準時のしくみが生まれました。
その標準時がによってまとめられた地域で時刻帯が生まれ、規模が大きくなって、世界的規模で時刻帯に分割されるようになりました。

 日本の標準時は1つですが、東西に広いアメリカ合衆国ではハワイ・アラスカを含めて6つ、ロシアでは10こもあります。 

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