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9月14日 シャンポリオンがロゼッタストーンのヒエログリフを解読

 今日は、フランス人で「エジプト学の父」といわれるシャンポリオンが、ロゼッタストーン(ロゼッタ石)の碑文にあるヒエログリフを解読した日です。
 今から186年前の1822年の今日、「私はやり遂げたのだ!」と日記にこのようにペンを走らせました。

 ロゼッタ・ストーン(ロゼッタ石)は、1799年、ナポレオンがエジプト遠征を行ったとき、エジプトの港湾都市ロゼッタで発見されました。
 縦は114.4cm、横は72.3cm、厚さは27.9cm、重量は760kgです。
 ストーンには文字が刻まれており、エジプト語とギリシャ語の合計3種類の文字で書かれていました。
 エジプト語は神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)で、ギリシャ語はギリシャ文字で記されていました。

 シャンポリオンは、11歳のとき、兄に連れられて行った数学者フーリエのサロンで、初めてエジプトの神聖文字(ヒエログリフ)を見せられました。
 このとき、「この謎の絵文字を読んだ人物がまだだれもいない」ということを聞いて、シャンポリオンは大いに興味を持ち、「大きくなったら自分が必ず読んでみせる」とその場で公言したということです。
 さて、それからの彼はこの遠大な目標に向かって進みました。
 彼は語学の天才で、すでに9歳までにラテン語をマスターしていました。さらに、17歳までに13ヵ国語をマスター、わずか18歳でグルノーブル大学の歴史学教授となるほどでした。

 彼は、ロゼッタストーンの解読に取りかかりました。
 ロゼッタストーンは3種類の紀元前の文字で書かれており、最後の文字は古代ギリシャ語でした。
同じ内容のことを3種類の文字で書かれてあると推測され、すでに何人もの学者が解読を試みていました。多くの学者が解読に挑戦しましたが、ついに誰ひとりとしてなしえていませんでした。
 最初にトマス・ヤングがファラオ名など固有名詞の解読に成功していました。
 これをヒントに、最終的にシャンポリオンが解読に成功しました。この結果を手がかりに、エジプト語の文書も続々と解読されるきっかけとなりました。

 彼が解読に成功するまでに、この間、実に20年が経過していました。
 この偉業によって2000年間忘れ去られていた文字が復活したのです。

 ストーンの碑文の内容は、ヘレニズム時代のエジプトのプトレマイオス王朝プトレマイオス5世の施政下で、紀元前196年に開かれたメンフィスの宗教会議の布告を書き写したものでした。
 やはり同一の内容が、エジプト語は神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)、ギリシア語はギリシア文字で刻まれていました。

 「新しい王は、王の父から王位を継承した」という書き出され、その内容は、プトレマイオス5世をたたえ、プトレマイオス5世などに対する皇帝礼拝の実施方法を記したものでした。
 
 シャンポリオンは、その後も精力的に古代エジプト研究を続け、1828年と1830年に、長年の夢であったエジプトへの調査旅行を果たしています。

 しかし、あまりにも熱心に研究に打ち込んだために、健康を害してしまったシャンポリオンはわずか41歳の若さでこの世を去りました。

 なお、ロゼッタ・ストーン(ロゼッタ石)は、現在、イギリスの大英博物館で展示されています。  

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