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9月27日 ストックトン・ダーリントン鉄道開通(イギリス)

 1825年の今日は、イギリスの北部の町ストックトンとダーリントンを結んだ、40キロほどの世界最初の公共鉄道が開通した日です。

 その鉄道の開通の日は、蒸気機関車「ロコモーション号」が最初の列車を引いて走りました。
 列車には600人ほどの乗客が乗っていましたが、列車は快調に走りました。この成功は、鉄道と蒸気機関車の能力を天下に示しました。

 この計画では、最初には馬の利用も考えられていました。
 しかし、蒸気機関車を強くすすめる男がいました。それが年300ポンドの給料で技師に雇われていたジョージ・スチーブンソンです。
 この成功でイギリスでは本格的に鉄道が用いられるようになり、蒸気機関車がつぎつぎと作られました。

 さて、ジョージ・スチーブンソンは1781年、炭坑の機関夫の子として生まれました。父の助手をしながら技術を学んで、蒸気機関車改良して、実用化に成功したことでよく知られている技術者です。
 スチーブンソンの最初の成功は、1814年、ジェームズ・ワットの蒸気機関を改良して作った「ブリュヘル号」でした。
 その後、鉄道会社の技師長として、前述のように、1825年、ストックトン・ダーリントン間に開通した鉄道用に「ロコモーション号」を作って走らせました。

 1829年には、リバプール・アンド・マンチェスター鉄道に使用する機関車を選ぶコンテストに、息子のロバート・スチーブンソンと共同で設計・製作した「ロケット号」で参加して優勝しています。
 「ロケット号」は、その後、100年以上にわたって作られた蒸気機関車の基本的な設計をほぼ満たしており、その功績から、スチーブンソンは「蒸気機関車の父」として尊敬されています。
 イギリスのポンド紙幣の肖像にも登場しています。

  なお、日本の教科書や参考書では、スチーブンソンが蒸気機関車の「発明者」と記述されています。ところが実際は違うようです。
 私はずっと、「蒸気機関車はスチーブンソン、汽船はフルトンが発明した」と習った通り信じてきました。
 
 イギリスのリチャード・トレビシックが、1804年に蒸気機関車を世界で最初に作ったといわれています。
 その後も複数の技術者の手によって、いくつかの蒸気機関車が作られています。
 
 スチーブンソンは、改良を重ねて優秀な蒸気機関車を作った「蒸気機関車の父」というポジションがもっともふさわしいのかも知れません。

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