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9月28日 アメリカでトマトの安全性が証明された。

 1820年の今日は、 アメリカ合衆国のマサチューセッツ州で、ロバート・ジョンソンがトマトを食べてみせて、トマトが安全であることを証明した日です。
 現代人から見ると、何とばかばかしいと思いますが、当時は真剣そのものでした。

 トマトは南アメリカ原産で、スペイン人がその種を持ち帰ってヨーロッパに伝わりました。
 トマトは有毒植物であるベラドンナに似ていたため、当時は毒の果実であると信じられていて、食用にはされていませんでした。
 しかし、イタリアではやがて食用に適したトマトが開発されました。これがヨーロッパへと広まり、広く食用されるようになったのは18世紀のことです。

 ちなみにベラドンナという草はかなり毒性がきつい草です。
 ウサギやシカは食べても死なないそうです。ただし、ベラドンナを食べたウサギやシカなどの小動物を人間が食べたら、食中毒で死にいたるということですから、かなり注意しなくてはいけない毒草だといえます。
 トマトはそのベラドンナに似ているというのですから、なかなか食用にされませんでした。

 さて、南アメリカ原産とはいっても、白人が住む北アメリカでは、ヨーロッパで食用にされるようになってからも、しばらくは食用として認知されませんでした。
 そこで、前述のようにロバート・ジョンソンが、町の裁判所前の階段でトマトを食べて人々に毒がないことを証明したというわけです。

 このころ、トマトは「野菜」か「果実」か、の論争がまきおこっていました。
 当時、アメリカでは果物には関税がかからず、野菜には関税がかかりました。このため、トマトの輸入業者は、税金がかからないようにと「果物」と主張しました。これに対して農務省の役人は「野菜」だといい張りました。
 両者は一歩も譲らず、論争はエスカレートして、とうとう最高裁判所の判決を仰ぐことになってしまいました。
 
 判決は「野菜」でした。
 判決文には、判決理由として「トマトはキュウリやカボチャと同じように野菜畑で育てられている野菜である。また、食事中に出されるが、デザートにはならない」と書かれていました。
 現代では、科学的にナス科であることが判明していますので「野菜」は常識ですが、このときの裁判長はかなり苦労して判決理由を考えたように思います。

 日本には江戸時代の初期に長崎に伝わったのが最初とされています。
 青臭くて、また真っ赤な色が敬遠され、日本でも観賞用の植物で、「唐柿」と呼ばれていました。
 食用として利用されるようになったのは明治以降で、さらに日本人の味覚にあった品種が栽培されるようになったのは昭和に入ってからでした。

 食用としては新しい野菜ですね。
  私は、小・中学生時代まではよくトマトを丸かじりして食べていました。まるまる太ったトマトはすてきなおやつでした。
 ところが、しばらくすると、トマトの味がまずくなったので食べなくなりました。青くて種がつまっていないトマトばかりが出回りまっていたような気がします。

 近年はおいしい完熟トマトが再登場したのでよく食べます。
 広く料理に利用されていますが、グルタミン酸の濃度がひじょうに高いため、うま味があるからでしょう。

 栄養面からみると、トマトはビタミンCを多く含んでいますが、さらにガン予防に効果があるといわれています。
 トマトにふくまれるリコピンに強力な抗酸化作用があるからです。
 抗酸化作用とはガンを発生させる犯人である活性酸素を撃退する作用です。

 トマトを多く食べるイタリアでは、特に消化器系のガンの発生率が低く、「トマトを食べれば医者いらず」といわれています。
 私も、ガンの再発を防ぐためにも、もっともっとトマトを食べようと思います。

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