« 8月24日 ヴェスヴィオ火山噴火、ポンペイ埋没 | トップページ | 8月28日 民放テレビスタートの日・テレビCMの日 »

8月27日 「男はつらいよ」の日,「寅さんの日

 今日は「『男はつらいよ』の日」,「寅さんの日」といわれています。
 1969年のこの日、山田洋次監督・渥美清主演の映画「男はつらいよ」シリーズの第1作が公開されたからです。

  「フーテンの寅」が最初に登場したのはテレビドラマでした。この時は最終回で寅さんは死亡しました。
 しかし、あまりの反響が大きかったので映画で復活しました。以来48作、約25年にもおよぶ世界最長のシリーズとなりました。

 ところで、フーテンとは、漢字では瘋癲と書きます。
 手元の国語辞典では「精神状態が異常なこと及び、そういった人」「定職を持たず、盛り場などにたむろしている人」と説明されています。
 
 フーテンとは、たしかに「仕事も学業もせず、ぶらぶらしている人」のことですが、ここから1960年代の後半、新宿東口に集まる長髪にラッパズボン、サングラスといった格好で、ある者はシンナーを吸い、ブラブラしていて、無気力な若者集団をフーテン族と呼ぶようになりました。
 フーテン族は、アメリカのヒッピーに近いイメージで使われてきました。
  
 しかし、「フーテンの寅さん」は、テキ屋という「定職」に就いていましたし、無気力でぶらぶらして、たむろしているわけではありません。
 家族思いで人情はあるが尻を落ち着かせることができないだけの男でした。「瘋癲」という言葉には合わない男だったとずっと思っていました。
 
 さて、映画は、「フーテンの寅さん」こと車寅次郎が、何かの拍子か気まぐれに、故郷の葛飾柴又にもどってくる度に、何かと大騒動をおこす人情喜劇シリーズでした。
 どの作品も腹をかかえて笑いました。
 
 旅先で出会ったマドンナに毎度のことながら惚れつつも、結局いい人どまりで終わってしまうことはわかっているのですが、その恋愛の模様を日本各地の美しい風景と人情を背景におりまぜながら描いていました。
 オープニングに画面いっぱいに風景が映し出されますが、ほんとに美しい風景でした。
 マドンナ役には、そうそうたる女優が名を連ねています。びっくりしました。

 私の家族では、毎年正月、大阪天満宮で初詣をすませたあと、梅田まで歩いて、松竹の映画館で「寅さん」を見るのがお決まりのコースでした。
 「寅さん」は、年の始まりを明るい笑いで包んでくれた、いつまでも心に残る映画です。

 いつまでも続きますようにと願っていましたが、渥美清の死亡により48作で幕を閉じたのは残念です。
 渥美清は、癌で体調が悪いのに、フラフラの体でよくがんばったと思います。

 なお、2001年8月4日、奇しくも渥美清の5回目の命日に、柴又八幡神社古墳から、帽子や顔の輪郭などが「寅さん」そっくりの埴輪が出土したそうです。
 現在は複製が「寅さん記念館」に展示してあります。
 
 もう一度、最初から見直してみたい気になりました。
 
 葛飾柴又「寅さん記念館」ホームページ(スミマセン。勝手にリンクしました) 

« 8月24日 ヴェスヴィオ火山噴火、ポンペイ埋没 | トップページ | 8月28日 民放テレビスタートの日・テレビCMの日 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/503568/42286912

この記事へのトラックバック一覧です: 8月27日 「男はつらいよ」の日,「寅さんの日:

« 8月24日 ヴェスヴィオ火山噴火、ポンペイ埋没 | トップページ | 8月28日 民放テレビスタートの日・テレビCMの日 »