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7月31日 野生のコウノトリ、46年ぶりの巣立ち 

 2007年の今日は、兵庫県豊岡市の「兵庫県立コウノトリの郷公園」で人工飼育され、放鳥されていたコウノトリのヒナが、日本では46年ぶりに巣立ちをした日です。

 日本列島にはかつてはコウノトリが普通に人間とともに共存していました。
 明治期以後の乱獲や森林の伐採などによりコウノトリが棲息できる環境が悪化しつづけ、1956年には20羽にまで減少してしまいました。
 
 その後、「特別天然記念物コウノトリ管理団体」の指定を受けた兵庫県が豊岡市で一つがいを捕獲し、「コウノトリ飼育場」(現在の「兵庫県立コウノトリの郷公園」)で人工飼育を開始しましたが、関係者の努力と期待にもかかわらず、国内で繁殖する野生のコウノトリは絶滅しました。

 多摩動物公園では、中国のコウノトリを譲り受けて人工飼育を続けていた結果、1988年に国内初の人工繁殖に成功しました。
 続いて「コウノトリ飼育場」でも、旧ソ連からもらい受けていたコウノトリで人工繁殖に成功しています。これ以後、毎年、繁殖に成功しています。
 また、大阪市天王寺動植物公園、豊橋総合動植物公園でも人工繁殖に成功し、国内で飼育されてる数は増えています。

 「兵庫県立コウノトリの郷公園」では繁殖に成功した後、野生に復帰させる計画が開始されました。
 「公園」周辺地域で、農薬の散布をひかえ無農薬栽培にきりかえるなどの農民の協力もあって、コウノトリの棲息に可能な環境が整えられました。   
 世界初の放鳥にそなえて8羽のコウノトリに餌をとるなどの訓練がおこなわれました。

 そして、2005年9月24日、5羽(雄2羽・雌3羽)が放鳥されました。世界初の放鳥でした。34年ぶりにコウノトリが大空に羽ばたくこととなりました。

 その後2006年4月には放鳥されたコウノトリの産卵が2回確認されましたが、残念ながらこれらの卵は孵化しませんでした。

 2007年にも放鳥されたコウノトリによる産卵が行われました。今度は1つのペアから1羽が孵化しました。
 この雛は2007年7月31日に無事に巣立つことができました。
 コウノトリの野生での巣立ちは1961年に小浜市で野生最後の巣立ちが見られて以来、実に46年ぶりのことだということです。

 なお、その後放鳥されたペアから生まれた雛がつぎつぎと巣立っているということです。

「兵庫県立コウノトリの郷公園」  コウノトリファンクラブ

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