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6月29日 佃煮の日

 今日は「佃煮の日」になっています。
 佃煮とは、東京都中央区佃島が発祥とされる海産物の煮物のことです。

 佃島は、1590年8月1日、徳川家康が関東に下るにあたって、摂津国(大阪府)佃島 (現:西淀川区佃)の漁夫33人が江戸に移りました。
 1645年には現在の地に土地を埋め立てて、永住することになり、この島を故郷にちなんで佃嶋と命名しました。

 永住して漁業に従事するにあたり、漁の安全を祈願するために大阪の住吉神社の流れをむ田蓑神社を分身し、正保3年(1646年)の6月29日に江戸の住吉神社として遷座させました。
 この6月29日が今では「佃煮の日」になっています。

 このときも、豊富な魚貝を献上するかたわら、あふれる魚貝の有効利用するために作られていた佃煮をお供えしたことでしょう。
 当時は塩だけで煮込んだのでさぞ白っぽかったようです。

 やがて小魚、アサリなどの貝類、昆布等の海藻類、山地ではイナゴ昆虫類などを醤油と砂糖で甘辛く煮詰めたものにしだいに変わっていきました。
 現在では牛肉の佃煮も目にするようになりました。ふき、ごぼうなどの根菜類の佃煮もあります。

 ご飯と一緒に食べるとおいしくて、一膳余分に食べてしまいますね。(だから太るんですよ。) 

 そもそも佃島の人々はなぜこのような煮物を作り始めたのでしょう。
 もともとは小さすぎて出荷できない魚を漁民が自家用に保存食としたものです。濃い味付けのために保存性が高まりました。
 本来の佃煮は、冷蔵庫や真空包装のない時代に、常温で夏でもおにぎりや弁当に入れても傷まない辛口のものが安心で重宝されたのです。
 参勤交代の武士や旅人が、江戸からの土産物として持ち帰ったため広まったといわれています。

 なお、余り物を使った保存用の食品であったことから、物がありあまって、もてあますさまを「佃煮にするほど・・・・」などと表現したりすることがあります。

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