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4月5日 イタイイタイ病 

 4大公害病として有名な富山県の神通川の中流域で発生した「イタイイタイ病」は、その原因物質がカドミウムであるということが、1967年の今日、発表されました。

 骨がもろくなり、ほんの少しの身体の動きでもあちこちで骨折し、患者が「痛い、痛い」と泣き叫んだ、と地元の開業医はいいます。
 
 「痛い、痛い」。こうして、「イタイイタイ病」と病名がつけられました。

 症状は、戦前の1920年代から発生していましたが、「イタイイタイ病」として注目されるようになったのは、1950年代のころからです。

 長い間、神通川の上流にある神岡鉱業所は、亜鉛を製錬したあとにでるカドミウムを含んだ排水をそのまま神通川にながしていました。

 神通川の中流域では川の水をかんがい用水や飲料水として使っていました。カドミウムは農作物や川魚、飲み水を通して地元の人々の体内に蓄積されていきました。  

 しかし、当時カドミウムという物質はよく知られていなかったために、原因究明はかなり遅れてしまいました。
 地元の開業医らの努力によって、カドミウムが原因物質であることがつきとめられるまでには長い年月がかかりました。

 「イタイイタイ病」の被害者は、責任を認めない神岡鉱業所に対して裁判に訴えて救済を求めました。そして、公害病の被害者として歴史上はじめて裁判に勝利しました。画期的なことでした。
 この裁判のあと、新潟水俣病裁判、四日市ぜんそく公害裁判、そして水俣病裁判の被害者側勝利へと続いていきます。
 いわゆる四大公害裁判です。

 「イタイイタイ病」の裁判で勝訴をつかみ取れたのは、被害者はもちろんのこと、地元や全国の医師、弁護士の必死の活動のたまものだったことを忘れてはならないでしょう。
 彼らはすべて無報酬でした。

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