« 4月14日 バレンタインデーに続け? | トップページ | 4月16日 「Boys,be ambitious!」 »

4月15日 梅若忌(木母寺)

 今日は「梅若忌」です。東京都墨田区の木母寺(もくぼじ)でおこなわれます。

 今から1000年ほど昔、平安時代の中ごろ、吉田少将惟房と花御膳のあいだに生まれた梅若丸という男子がいました。父は若くして他界しましたので、梅若丸は5歳で比叡山月林寺で修行に励むようになります。

 しかし、同輩とのいさかいがもとで居づらくなったので、ひそかに寺をぬけ出た梅若丸は、道をまちがえて琵琶湖のほとりに出てしまい、大津の浜で人買いの信夫藤太と出あいます。
 
 信夫藤太は梅若丸をだまして奥州へ行こうと旅を始めます。奥州で梅若丸を売るためにです。

 二人が現在の東京の隅田川までやってきたとき、幼い梅若丸は長旅の疲れから、動くことができなくなり、病にかかってしまいました。 信夫藤太はそんな梅若丸を隅田川に投げ捨てました。梅若丸はいったんは助けられましたが、里人たちに見まもられてわずか12歳の生涯を閉じました。

 梅若丸は、 『尋ね来て 問わば応えよ 都鳥 隅田川原の 露と消えぬと』 という辞世の句を残しています。

 一方、母の花御膳は梅若丸を探し求めてさまよい歩きました。梅若丸が死んでから1年後、隅田川までたどりつきました。川をわたる舟の中から、塚の前で大勢の里人が念仏を唱えている光景を目にしました。
 舟から上がった花御膳は、1年前の今日、当時12歳の梅若丸という幼子が病気になり、此の地で亡くなったことを知りました。

 『其は我子なり 梅若丸は此処にて果てたるか』

 我が子がすでに死んでいたことを知った花御膳は深くなげき悲しみ、菩提を弔いますが、やがて悲しみに耐えきれず鏡ケ池の水面に身を投げ、自ら命を断ってしまいました。

 言い伝えでは、母親は妙亀大明神として祀られ、梅若丸は山王権現として生まれ変わったとのことです。

 墨田区の「梅柳山・木母寺」は、梅若丸を供養するために建てられた庵が起源とされています。
 梅若丸が世を去ったのは3月15日ですが、梅若忌は毎年4月15日におこなわれています。

« 4月14日 バレンタインデーに続け? | トップページ | 4月16日 「Boys,be ambitious!」 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/503568/40883231

この記事へのトラックバック一覧です: 4月15日 梅若忌(木母寺):

« 4月14日 バレンタインデーに続け? | トップページ | 4月16日 「Boys,be ambitious!」 »