« 4月15日 梅若忌(木母寺) | トップページ | 4月17日 なすび記念日 »

4月16日 「Boys,be ambitious!」

 今日は、「ボーイズビーアンビシャスデー」です。

 1877年、札幌農学校(現在の北海道大学農学部)に教頭として赴任していたクラーク博士が、「Boys,be ambitious.(少年よ、大志を抱け)」という有名な言葉を残したといわれている日です。最近の若い方はあまりご存じないようです。

 クラーク博士は、明治時代のはじめに多かったお雇い外国人のひとりです。 教頭として学校をきりまわす一方、植物学・自然科学を英語で教えました。
 
 また、学生たちに聖書をくばり、キリスト教についても話をしました。
 第1期生はクラークの影響でほぼ全員がキリスト教に改宗しました。第2期生の学生たちの中にもキリスト教の信仰に入る決心をしたものが出てきました。
 新渡戸稲造や内村鑑三もこのとき、在学中に入信しています。

 江戸時代から耶蘇(ヤソ)といわれて、差別と偏見が根強く残る中での入信は勇気がいったと思います。このあたりのようすは三浦綾子の「塩狩峠」に描写されています。この作品には泣きました。

 さて、クラーク博士はわずか8ヶ月の札幌滞在の後、翌年の5月に離日しました。

 彼は札幌農学校の校則について、開拓使長官の黒田清隆に「この学校に規則はいらない」「 Be Gentlemanで十分である」と進言したといわれています。
 
 それまで士族の子弟が封建的なしきたりや人間関係に縛られていたのと比べると、「紳士であれ」だけとはいかにも簡単明瞭なことでした。
 
 しかし、何をして良いのか、何をしてはいけないのかは自分で判断しなければならないため、自由でありながら厳しいものとなっています。

 学校であれ、会社であれ、規則づくめというのは、(必要な場合もありますが)、クラーク博士のように「自分で考えなさい」というのは基本中の基本だと思います。
 まともでないことを自分で考える子どものような大人が増えている今、子どもたちが「自分で正しく考える力」を身につけてくれることを願いたいものです。

 なお、クラークの進言は実際には実現しませんでした。 

 

« 4月15日 梅若忌(木母寺) | トップページ | 4月17日 なすび記念日 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/503568/40893120

この記事へのトラックバック一覧です: 4月16日 「Boys,be ambitious!」:

« 4月15日 梅若忌(木母寺) | トップページ | 4月17日 なすび記念日 »